2014年11月22日土曜日

バブル崩壊タクシー

先日、ボジョレーのルール云々の関わりで、タクシーに乗らざるを得なくなった時。

タクシーの運ちゃんにいつも通りの景気の話。とはいえ、日本経済なんて重い話は僕にも出来ない。単純に、「今日は稼げてます?」って感じの話だ。
聞いてみたら運ちゃんは60半ば過ぎ。タクシーの運転手をしなくても年金が入ってくるらしい。タクシーの給料と合わせれば生活できるレベル。だから頑張って深夜の客を拾ったりしないらしい。話によれば、深夜1時までで上がっちゃうらしいのだ。話を聞いてるこっちからすると、「そんなギリ終電の走ってる時間に終わってみすみす終電を逃した客を取りこぼすことないのに」って感じだが、その人がそれでいいって言ってるなら、それ以上踏み込むことでもなかろう。

とは言え、そこまで無欲なタクシーの運ちゃんも気になる。更に話を聞いてみると、元会社経営者。生涯に2度家を買っているらしい。バブル崩壊と共に会社は潰れ借金は1億超。
だけど、裁判所で色々やったら借金額は大幅に減って、今は借金返済も無いらしい。

そういうことがあったから、無欲な人になったのかもしれない。面白い話を聞かせてもらえたが、こういうテレビには出てきそうだが実生活では中々会えない人に会えるのも僕の人徳のなせる技だろうか?

今になって思えば、あのおっちゃんの愛人(いたかどうか知らんけど、これは社長の嗜みだ)の話とか聞いたら面白かったかもな。

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