2009年10月30日金曜日

時をかける少女

何とも奇遇なことで昨日のエントリに
なんて書いたら12年ぶりに実写化だそうな。
# 知らずに書いたのよ昨日のエントリ

今回アニメ版時をかける少女のネタバレ入ってます。
まぁテレビでも放映されたし今更問題ないでしょうが
因みに「オリジナル版=知世版」と思ってもらって差し支えないです。

世代によってはアニメ版の方が有名かもしれないけど、僕ら世代ではやはり1983年公開の原田知世版の印象が強い(80年代アイドルではナンノが一番好きと公言している自分としては月曜ドラマランド版を推さねばならんのだろうが)。
筒井康孝の小説をベースとした知世版と、原田知世演じた和子の姪を主役としたアニメ版。80年代のチープなSFXと現代のアニメを比べれば映像的にはどうしたってアニメの方が良かったりする。尤も僕としてはチープとはいえタイムリープの映像は知世版の方が好き。因みに月曜ドラマランド版のタイムリープSFXはギャバンがマクー空間へ引きずり込まれる時よりもチープだったと記憶している。
タイムリープそのものの設定もオリジナルは薬品の匂いをかぐ(気化した薬品を吸う)ことにより超能力を得ることになるのだが、アニメ版はタイムリープ能力をチャージするという設定。しかも体に残回数が表示される。この二つを比べると時間跳躍という非現実性はおいておいてもアニメ版の方があり得ない設定になっていると思う。この点は23年後に作り直したにしては不思議だ。
あと、僕が知世版で秀逸だと思っているのはエンディング。歌のプロモーションヴィデオ風になっているのだ。多分ああいったエンディングの映画はそんなにないと思う。今でこそ初回限定シングルCDにPVのDVDが付いてきたりして映像にも力が入っているが当時はPVなんてそんなに流されることがなかった。
# 少女隊のForeverのPVのDVD化を切に願う

アニメ版の和子は30代後半になっているが独身のままで職場に高校の頃3人で撮った写真が置いてある。今でも待っているということなのだろうか。こういう部分はオリジナルの話を知っている人にとっては中々面白く感じられる。ただ、納得できないのが仕事。知世版では和子は大学の薬学部へ進学しているのだが、これは未来から来た初恋の人一夫が薬学博士(だったよな…確か)だから同じ仕事を選んだのだろうと思わせる。しかし、アニメ版では美術館で絵の修復の仕事をしているのだ。ストーリー上その方が良いのはわかるのだが、写真を職場に置いておくほど想っているのならやはり薬品関係の仕事じゃないかなぁ~

さて、今度の実写版は主人公が和子の娘となるそうだ。つまりアニメ版とは違ったストーリーでオリジナル版の数十年後を描くのだろう。正直なところこちらの方が現実的だと思う。初恋の人が忘れられず結婚しないというのは中々あり得ないだろうから。しかも主人公はアニメ版の主人公真琴を演じた仲 里依紗とのこと。このキャスティングも面白い。
ところで今度の映画の主人公の名前が「芳山あかり」となっている。オリジナルの主人公が「芳山和子」であることからすると、父親が婿養子もしくは両親が離婚しているのだろうか?

しかし、本当に甘酸っぱい青春もの好きだなぁ…俺

2 件のコメント:

  1. 知世さんバージョンは、あちきのなかではオリジナルではないですwww
    ケン・ソゴル君が出てたのをNHKのドラマで見てましたよw。
    ヒロインは誰だったのか、記憶にないけど・・・かわいかったw

    あのアニメの和子さん(だっけ?)を知世さんが過去に演じたのか。
    なのであんな世界を理解できる人だったんだ・・・・
    なるほど。つながりました。理解したwww

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  2. 僕も小説を読んでいるクチなのでケン・ソゴルの名が出ていないものをオリジナルと呼ぶのは違うと思いつつ…

    > なるほど。つながりました。理解したwww
    その辺の設定を明確には出してないですからね。ただ言葉の端々に同じ体験をしたかのようなニュアンスを出していたと思います。タイムリープを安易に否定したりしないところなんかは特にそうなんじゃないでしょうか。

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