2014年4月13日日曜日

3年10人

20歳くらいの女の子から聞いた話。

最近彼氏と別れたらしい。今は新しい彼氏がいるとのことだが。
そして、前の彼氏と別れる前に折りたたみ式の携帯電話を折られたらしい。

携帯を壊されたのに、本人としては
「壊されて困った」
よりも
「いろいろバレなくなって良かった」
とのこと。聞いてみれば、本人としては浮気じゃないらしいけど、その前の彼氏と付き合っていた3年間で10人ほどの男と遊んでいたとか。その「遊び」の範囲を聞いてないから、食事に行っただけかもしれないし、それ以上かもしれない。
ただ、「好きなのはその彼氏だけ」だったとのこと。そう言っている声と表情は嘘をついている感じではない。

本人的にそう言っているならそれでいいんだけど、なんせ3年で10人である。つい聞いてしまった。
「で、その前の彼氏と今の彼氏との間にオーバーラップ期間はあったの?」
「え、えぇ、はい」
彼氏が走者でこの娘はリレーのバトンかよ…こういうタイプの娘は彼氏がいなくなると堕ちてしまうのかも。「好きなのは彼氏だけ」はいつまでだったんだろうねぇ。その言葉は昔も今も変わらないけど、ある瞬間に「彼氏」の意味が変わるのかな。

「女は男よりサバけている」と聞くことはちょくちょくある。その娘の場合もそう。心は既に新しい彼氏。もう前の彼氏とは別れているのだ。
しかし今日、その前の彼氏から連絡があって、バイト先からその男の車で送ってもらったとか。本人的には別れた男でも、そう言われてその親切を断る理由もない。その前の彼氏、古い言い方で表せば「アッシーくん」になっている。
彼女の心の中では別れてるからそういうことが平気で出来るんだろうなぁ。

だが、前の彼氏の方はそうではない。ヨリを戻したいのだ。でなきゃアッシーくんなんてやりはしない。事実、その娘が
「こんなこと言ってくるんですよ〜」
と見せてくれた(見せてきた)LINEのやりとりは、明らかにヨリを戻したいという内容だった。そして、
「彼には私が初カノだったから諦めきれないですかね〜」
そうかもね。そうだろうね。

こういうところが「女の怖さ」なのかな。
好きなのは彼氏だけだから他の男と遊びに行ける。もう別れちゃってるから、人に見られたくないだろう未練たらしい男の恥部ともいえる言葉を他人に晒す。

「一生彼女なんていらないです」
と言っている若い男に話したら、
「やっぱり彼女いりません」
ってなりそうだから話せない。
しかし、今、最初の彼女と幸せに生活してる男には、
「女って実際はこうだぜ」
ってちょっと意地悪気味に話してみたいと思うエピソード(ぼくも性格が悪い)。

無論、世の男が全て同じ性格をしていないように、世の女性が全て彼女のような性格であるとは思わない。でも、自分の彼氏となる対象ではない男が相手だと、普通に自分のオイタを話す女の子って、ちょくちょくいるんだよなぁ…

ところで、カワイイって得だね。

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