2013年2月10日日曜日

ダウンロードではなくCDを買う必然性

そんなに大袈裟な理由があるわけでもない。

ただ、欲しいのが「曲だけ」ではないから。
CDなんて所詮44.1kHz/16bit/2chのデータである。これをネットでダウンロード出来るなら、CDクオリティの「曲だけ」は手に入る。今の時代、CD以上のクオリティのデータも手に入る。恐らく、「高音質」で「劣化しないデータ」を持つなら、フォーマットの進化がそうそう出来ない物理メディアなんかより、曲データをダウンロードしたほうがいい。SACDより(出てるかどうか知らんが)ダウンロードする5.6MHzのDSDデータのほうが高音質だ。

だけど、それでもCDを買う理由は、それ以外の情報も欲しいから。作詞作曲者、それに歌詞までは、ネットで簡単に手に入る。だが、バックの奏者やエンジニアの情報、それに時々書かれているエピソードなど、CDの場合、冊子にそういった情報が載っている。これが手に入らないうちは、ダウンロード販売に手を出す気にはなれない。

実際問題、最近はCD買ってきても、それを使うのはリッピングする1度だけということが殆どだ。
でも、上記理由で、僕の場合は未だCDを購入する。
アルバム買ったらCDに付いてる冊子のデータ(PDFとかになるかな)もダウンロード出来るようにしてくれたら、僕は多分CDを買わなくなるだろう。

気持ち的には、レコード屋さんが無くなるのも寂しいから、お店でCD買いたいって気持ちも無くはないけど、物理メディアより、デジタルデータのほうが今時は保守性も良い。そりゃHDD壊れたら全ての音楽データが無くなるというリスクはあるけど、それだって複数のドライブに保存するとか(本末転倒な気もしなくはないが)BD-Rとかにまとめてバックアップを取っておくとかできるし。

余談だが、どうせ今時データサイズはそれほど気にするべき要素じゃない。それなら、マスタリングしたデータなんかじゃなく、録音した全てのトラックとマスタリングデータを含めたフォーマットを作って、それでダウンロード配信できないものだろうか?
楽器ごと、ヴォーカルのみのトラックが聴けるなら、更なる音楽の楽しみ方が生まれると思うのだが。

0 件のコメント:

コメントを投稿