2011年3月5日土曜日

人間ドック

人生初の人間ドックを受けてきた。
健康診断を最後にしたのが20年くらい前だと思う。だから所謂健康診断的なものを受けたのが20年ぶり。

人間ドックと聞いて、胃カメラあったらどうしようとか肛門触診あったらどうしようとか考えていたけどどちらも無かった。うん、良かった。

しかし、久しぶりに受けるとまぁなんというか免疫が出来てないというか無くなっているというか。
とにかく一番凹んだのが検便。説明書を見ると、洋式便所の場合水の無いところにトイレットペーパーを置いて、その上に便をして便を取れと書いてある。
だから普段と反対向きに座って(カバーを上げているので中腰になるが)することになる。もうね、この格好がね、人に見られたら自殺したくなるくらい情無い。まぁ見られたら見られたで興奮するんだろうけどさ…
しかも人間ドック当日を含め3日以内に2回。一度目にやったときは出社する気力すら無くしそうだった。
しかし、検便と言えど進化はしているようで、すくう棒の先は凸凹になっており、それでかき回せば付きやすくなっていた。まぁその行為をしてる間も心の凹みは加速するんだけど。

で、検便とセット(?)なのが検尿なわけですが、こちらは樹脂製の折りたたみのコップと試験管風のものが付いている。コップから試験管に注ぐときこぼれたらどうしようと思ったけど、コップが四角なので角から注げば大丈夫だった。
しかしこのコップ。捨てるときどうしろと言うのだろう?まず洗うのか?そのままゴミ袋に入れるのも抵抗がある。そして樹脂だからリサイクル?小便入れたものをリサイクル?
結局風呂場で洗って燃えるゴミの袋に入れた。ごめんなさい。

病院に着くと着替えを渡され検査のフロアへ。待合室を囲むように各種検査を行う部屋があり、約270度の周囲から名前が呼ばれる。後ろは問診と採血、右はレントゲン、左は身長測定・視力・聴力・超音波、前は結果説明と眼の検査(視力と違う)みたいな。この造りは機能的だなと感心。

人間ドックといえ、健康診断や医者でされる検査と異なるものもなく結構拍子抜け。腹の超音波検査をされたときくすぐったくて腹に力が入ってしまい辛かったとかいうのはあったけど、特にトラブルも無くスムーズに終了。
そういえば17年ぶりくらいにバリウムを飲んだけど、「昔より量が少なく飲みやすくなっていますよ」って…これはどうかなぁ?以前のバリウムの方が量は多かったけど、その分薄かったから飲みやすかったような気がする。量が減ったけど濃くなって飲みにくくなったような気がするんだけど。


検査結果は、腎臓の数値や尿酸値が高いことが気になると言われたこと以外は正常範囲。ΓGTPも正常範囲から1高いだけ。まだ身体が大丈夫そうと知って一安心。

さて、12年前は55kgだった体重が今75kgあるということを言うと当然のダイエット要求。
「55kgに戻したほうがいいですね」
と言われたので、
「55kgって痩せすぎだと思うんですよ。65kgでなんとかなりませんかね?」
と意味不明の交渉をしてしまった。結果的にはそれでもいいって言われ、無事交渉成立。
ダイエットして(これが難しいんだが)3ヶ月後に再度検査をして各数値が下がってれば腎臓や尿酸も問題ないらしい。


人間ドックが済むと食事のサービスが付いていた。和食とイタリアンがあり、イタリアンの方を注文。これが予想外に美味かった。イカ入りの明太子クリームパスタが出てきたのだけど、麺の茹で時間が長かったのかアルデンテじゃなかった(食事を抜いている人向けに消化を良くしているのかもしれない)のと、病院の割に味付けが濃い(不味いわけではない。濃い味は好きだが病院としてはどうだろうという疑問。前者と対照的)というのが気になったこと以外は普通の店で出ても何ら問題ないクオリティ。イカが柔らかかった。

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